道満晴明の本棚
ヴォイニッチホテルの最終巻が発売された際に、書泉とかいう聞いたことのない本屋で
『道満晴明先生の本棚』なるペーパーを配布していたが、新潟から東京にペーパー1枚のために行けるわけもないので歯を食いしばり涙を流すのみだった。
しかし!!!!!!!!!!
道満晴明の寓居:魔窟 その3 - livedoor Blog(ブログ)
道満晴明はブログで本棚をアップしていた。
人の本棚を見るのが好きな人は結構いるが、例に漏れず僕もそうです。
画像が小さすぎるが、わかる限り書き出す。(2段目は攻略本だからとばす)
1段目 左から
・? 多分講談社現代新書だと思うがわからない。
もし講談社現代新書だとしたらデザインが変更前だから2004年以前のもの。
また、右に佐藤さとるの著作類があることを考えると5冊の中に
佐藤さとるの「ファンタジーの世界」(講談社現代新書)もあるのではと推察できる。
・佐藤さとるのコロボックル物語シリーズ。「小さな国のつづきの話」まで
道満晴明は最近亡くなった佐藤さとるに対し、ネタにつまると未だに「宇宙からきたかんづめ」と「赤んぼ大将」シリーズを引っ張り出し読む、と発言していた。
あと昔のホームページ(消去済)のリンクにも佐藤さとる公式サイトへのリンクを貼っていた。
「うめく排水管」「首吊り気球」「墓標の町」「脱走兵のいる家」「首のない彫刻」「楽しい夏休み」「路地裏」(←ほとんど読めないが文字数的に)「サイレンの村」
ここまではなんとか見えるが、右3冊はもう見えない。が、背表紙の色と文字が書いてある場所から推測すると「屋敷」「地下裏の長い髪」「地下室」
これだけ浮いてると思ったが、よく考えると
メクラとか畸形とかでてくるので、むしろらしいチョイスではある。
3段目 左から
・キャサリン ダン「異形の愛」
絶版でそこそこ高値になってるフリークス小説。柳下毅一郎訳。
ティムバートンが映画化する話もあった(帯にもでかでかと書いてあった気がする)
・黒沢清「回路」
・?
なんとか読めそうな文字を拾って検索したがわからず
「her ○○○ fudge」と読めなくもない。
・デヴィッド ケレケス 、デヴィッド スレイター「キリング・フォー・カルチャー」
前ブログにも書いた残酷映像表現の研究本。これまた絶版で高値がついている。
・?
3冊わからず。右のやつは「New generations」と書いてあるが…
ただ他のラインナップから考えるとフリークス、ホラー系の本だと思う。
・多分「ティム・バートン―期待の映像作家シリーズ」 (キネ旬ムック)
日記漫画で絵柄をまるまるパロディしてた。
・マルタン モネスティエ「奇形全書」
・徳南晴一郎「階段人間時計」
・松本次郎「ウエンディ」
・榎本俊二「ENOTIC」
・福満しげゆき著作類。
「まだ旅立ってもいないのに」「僕の小規模な失敗」「カワイコちゃんを2度見る」
・伊藤真美「LAD:UNA」
・G=ヒコロウ「不死身探偵オルロック 完全版」
道満晴明友達ゾーン
・とり・みき著作類
「山の音」「パシパエーの宴」
一番右は見切れてて読めないが、他2冊と同じ装丁であることから「トマソンの罠」
おわり。童話と畸形とホラーとナンセンスって感じがモロ道満晴明の本棚って感じで最高です。
いつか誰かtwitterで本人に確認してください。
特に3段目のわからない3冊を聞いてください。